第二次ウィーン包囲映画のチラシを手に入れました。

配給はアルシネテランですね。今、ナポレオン映画を配給している会社です。
「皇帝と公爵」
http://www.alcine-terran.com/koutei/
さて気になる内容ですが、どうやらマルコ・ダヴィアーニが主人公クラスのようです。
映画のトレーラーで杖持って説教している人ですね。
マルコ・ダヴィアーノ”Marco d'Aviano”
(映画のパンフレットだとマルコ・タヴィアーニと表記されています)
http://en.wikipedia.org/wiki/Marco_d%27Aviano
アヴィアーノ出身のマルコという意味なのでタヴィアーニよりもタヴィアーノあるいはダヴィアーノの方が良い気もしますが、イタリア語はよく分かりませんね。
カプチン派の修道士で2003年にヨハネ・パウロ2世により列福された人物です。俗説ですけどカフェ・カプチーノの創始者とされています。(wikiに従うと歴史的根拠は薄弱で嘘だとのこと)
本名はカルロ・ドメニコ・クリストフォリでマルコは父親の名前。
カプチン派の修道士として修道誓願をしたときに修道名として、この名前を使うようになったそうです。
1676年にとある修道女の病を祈りで癒してしまうと言う奇跡をなしたことで一躍、ヨーロッパにその名を轟かせた人物で、パンフレットにあるように時の神聖ローマ皇帝レオポルト1世の信頼を得て、公私にわたり助言を行いました。
第二次ウィーン包囲の危機に際しては、教皇の特使として神聖同盟締結に尽力し、その後の大トルコ戦争にも従軍してキリスト教連合軍の精神的支柱の一人として活躍しました。
2003年の列福にあたっては、アルカイダとの対テロ戦争が遂行される仲での突然の出来事だったのでイスラム教に対する云々というキナくさい事情もチラホラと。
でもご本人は異教徒であろうとも不必要な虐殺や残忍さは控えるべきだとのご意見の持ち主だったそうです。